2009-01-17

「ブロガーが選ぶ、2008年度ウェブキャンペーンベスト5」

これ、すばらしいです。

アドマン2.0@デキる広告マンの作り方より
アドマンさんが呼びかけ88名もの広告系ブロガー(?)を巻き込み2008年のウェブキャンペーンベスト5を集計しています。

発表!「ブロガーが選ぶ、2008年度ウェブキャンペーンベスト5」
※選定理由や画像などは元サイトをご覧ください

No.5(9票):ハジケル・ジャクソン(日本コカ・コーラ)
・参考ウェブサイト:http://spritenew.jp/

【キャンペーン概要・アドマンコメント】
・簡単に言ってしまえば(夢のない言い方だと)コカ・コーラ社の宣伝用の着ぐるみ、ハジケル・ジャクソン。しかしそのぶっ飛んだキャラクター設計と「バカ」を地で行くそのスタンスは多くの人間を引きつける。最初は本当にコカ・コーラがやってんのか?と多くの方が疑問に思い、またそれがバイラル的に波及していった。
・このキャラクターで全国を行脚し、最終的にはDVDも発売。現在はアメブロ で日々のハジケル日常を綴っている。
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No.4(11票同率):UNIQLOCK(ユニクロ)
・参考ウェブサイト:http://www.uniqlo.jp/uniqlock/

【キャンペーン概要・アドマンコメント】
・2007年6月15日より始まった時計型ブログパーツを基点としたユニクロのグローバルキャンペーン。ブログパーツおよびサイトトップでは女性ダンサーが時報の音に合わせて踊る「CLOCK DANCE」を披露する様子と、時計を交互に表示される。動画や時報ではFantastic Plastic Machineのオリジナルサウンドを活用したほか、特定の時間になるとダンスユニット「無名の心」の動画が流れる仕掛けなど、細部へのこだわりと進化性を持ったプロモーションを展開。UNIQLOCKの設置状況を世界地図上に表示する「WORLD.UNIQLOCK」のWebページは圧巻である。
・カンヌ国際広告祭チタニウム部門・サイバー部門、CLIO AWARDSインタラクティブ部門、OneShowインタラクティブ部門)のすべてでグランプリを受賞。これらの賞を受賞するところまでをプロモーションゴールとして設定し、実際にこのパブリシティ効果を戦略的に狙っていったという点で、2008年のインタラクティブプロモーションとしてランクイン。
・現在、総閲覧数は世界214ヶ国で1億7千万PV以上、ブログパーツ設置数は87ヶ国で5万2,000個以上となっているようだ。
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No.4(11票同率):Nike+「The Human Race」(ナイキ)
・参考ウェブサイト:http://www.nike.jp/nikeplus/humanrace/

【キャンペーン概要・アドマンコメント】
・世界25都市で行われた、全世界100万人が参加する史上空前のランニングレース。それまで「一人で走るもの」だったランニングをウェブ上でランナー各個人をつなげ、NIKE+はコンセプトでもある「ひとりで走るランニングは、終わった」を体現している。
・レース終了後は、イベント会場における対応の悪さなどが取り立たされてしまったが、ウェブ上での「みんな」の概念をうまく活用した、ヒントの多いプロモーションである。
・実際にこのレースを走った方からの票がかなり多かったです。この点もヒント。
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No.3(12票同率):Googleで、できること(Google)
・参考ウェブサイト:http://www.google.co.jp/landing/searchtips/

【キャンペーン概要・アドマンコメント】
・Googleのサービスを紹介するキャンペーンサイト「Googleで、できること。」を起点とし、池袋OOHを活用した池袋ジャックから、「渋谷で空を飛ぶ」というイベントへ展開。特に「渋谷で空を飛ぶ」が好評。
・Googleは「検索エンジンや何でも教えてくれるロボットなどのイメージを持たれており、何となく遠い存在に思われている」ため、より幅広いユーザーにGoogleのサービスを知ってもらうために企画された啓蒙型キャンペーン。
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No.3(12票同率):LOVE DISTANCE(相模ゴム)
・参考ウェブサイト:http://www.lovedistance.jp/

【キャンペーン概要・アドマンコメント】
・12月24日の聖夜に日本のどこかで再開する、遠距離恋愛中カップル2名(ある男とある女)の中継サイト。それぞれ東京・福岡がスタート地点。連絡手段は「メール」と「23時から10分間のみのテレビ電話」のみという非常に制限された条件下でストーリーが展開する。
・ティザーサイト時には広告主を隠し、12月24日に二人が出会うタイミングで広告主も開示。キャンペーン途中でもアンケートリリースを行うなどしてPR戦略も非常によく練られたキャンペーン。
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No.2(13票):FASHION, MUSIC, VIDAL SASSOON(P&G)
・参考ウェブサイト:http://vidal.jp/top.html

【キャンペーン概要・アドマンコメント】
・安室奈美恵×パトリシア・フィールド×オーランド・ピタ がコラボレーションしたVIDAL SASSOONの大規模キャンペーン。序盤はCM映像コンテンツとリアルイベントをベースにしたエンターテインメントを中心に進行し、世の中的な話題の総量と合わせて360°Snapなどのウェブコンテンツを続々リリース。
・モバイルサイトも今まで日本クオリティを突き抜けるレベルのデザイン・仕様で、モバイル広告大賞を受賞。
・安室奈美恵を基軸にしたPR戦略もうまくワークし、世の中へのメッセージ総量を稼いだ設計力は素晴らしい。「やっぱりアムロちゃんカワイイ~」ってみんななったもんね。セレブリティの復活曲線と比例する形でブランドのパワーも増幅したキャンペーンだと思います。
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No.2(13票):Wario Land: Shake It-Amazing footage!(Nintendo)
・参考ウェブサイト:http://jp.youtube.com/experiencewii

【キャンペーン概要・アドマンコメント】
・これはキャンペーンというよりは完全にクリエイティブ。説明するのもあれなので、これは実際に見て頂くほうが早いかと。業界の人間は皆「やられた!」と思ったのでした・・・
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No.1(17票):AXE WAKE-UP SERVICE(ユニリーバ)
・参考ウェブサイト:http://www.0120-084-544.com/index.html (CLOSE)

【キャンペーン概要・アドマンコメント】
・起こして欲しい時間を予約すると、12人の女性のうちの誰かから指定時刻に自分の携帯電話やPHSへモーニングコールがかかってくるという、目覚まし時計代わりになる無料サービス、それが「AXE WAKE-UP SERVICE」である。
・「美女からのモーニングコール」という日本男児の永遠の妄想を実現。狙い通り多くの男性ユーザーからの指示を獲得。
・起床時間をサイト上で決めてから指定した電話番号へこちらの携帯電話かPHSから電話して、機械応答に対して操作し、予約する・・・というPC⇔モバイルの新しい形での連携を実現。さらにコレに出演している女性人は誰だ!?的な波及効果もあった。
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No.1(17票):オバマ氏の大統領選挙キャンペーン
・参考ウェブサイト:http://www.barackobama.com/index.php

【キャンペーン概要・アドマンコメント】
・2009年1月よりアメリカ第44代大統領に就任するバラク・オバマ氏。彼を「無名の政治家」から「大統領」へ、どう見ても勝ち目の薄いブランド「オバマ」を最強ブランドへ押し上げた一連のキャンペーンがランクイン。
・キャンペーンのチーフ・アドバイザーにデビット・プラフ氏を招きいれ、彼の旗振りの元、大統領選では始めて政治献金をWEBで集めたことは記憶に新しい。フェースブック幹部のクリス・ヒューズに「My.Barack.Obama.com」の運営を任せ、さらにビデオゲームにも進出する一方でトラディショナルなテレビCMや特番に出ることも欠かさず、総広告費2億5000万ドルとも言われる資金を有効なプロモーションポートフォリオを組んだ点は秀逸。
・キャンペーン貫いた「CHANGE」という端的でわかりやすいスローガンを繰り返し唱えることで今必要とされている「変革者」としてのオバマブランディングにも成功。日本の各企業も見習う点が非常に多い。
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※選定理由や画像などは元サイトをご覧ください
6位から10位もあります。


これ、必見です。
内容ももちろんためになるのですが、取り組みとしてもすばらしいと思います。
個人的には、このブログで紹介した2008年振り返り系では一番好きですね。


結果発表!ブロガーが選ぶ、2008年度ウェブキャンペーンベスト5より、PDFがダウンロードできます!(直リンクではないので、一度SUITENさんのブログに飛んでからダウンロードしてください)

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