2009-01-18

アップル教

アップルのスティーブ・ジョブズが病気療養に入ることに関するポストです。

Apple教と、信仰対象としてのスティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズが一時的にAppleを離れることになった。ただ人々はAppleというブランドを他のどれよりも愛している。但しスティーブ・ジョブズのいないAppleは真のAppleではなくなるのではないかと心配もしている(CNBCのJim Goldmanがガセを掴まされてしまったことも知っているが、それはまた別の話だ)。

ジョブズの健康状態はどうなっているのだろうか。「私の健康に関する問題が当初考えていた以上に複雑なものであることもわかりました」というジョブズの言葉は明るいものとは言えない。しかし2004年には膵臓癌治療のために社を離れ、元気に戻ってきたこともある。復帰できる状態になれば、すぐにも戻ってくるだろう。

正直に言って、これ以上ジョブズの健康問題を云々したくはない。Appleをリードしていく人材が他に見あたらない中、同社の株価と密接に関係する問題ではある。彼は国家的な資産であり、気むずかしく、偏屈であることを許された人物だ。動向を云々するなら、自己啓発本や管理者向けの本ばかり読んでいるつまらないエグゼクティブについての方が良いように思う。

ここ数日スティーブ・ジョブズの健康問題を扱ってきた報道も、ジョブズと彼の会社に対する敬意をしたためたものだった。他にこれほどまでにロイヤリティを集める有名ブランドがあるだろうか。もちろんない。Appleは、その欠陥にも関わらず利用者にとっては営利宗教のようなものになっている。そしてその気持ちはひとつのみならずPC、音楽プレイヤー、および携帯電話という3つの製品分野に反映している。しかし結局スティーブ・ジョブズも人間で、いろいろと問題も抱えているわけだ。


早く戻ってきて、またステキなプロダクトを魅力的なキーノートで紹介してほしいものです。

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